いろいろな電磁波探査装置
電磁波探査装置は、全ての材質の探知や探査ができるものです。 地中探査以外に、地中レーダー探査、鉄筋探査、液体探査ができます。 ここでは、電磁波探査装置についてご紹介しましょう。
●地中レーダー探査装置(GES-System)
地中レーダー探査装置(GES-System)は、障害物が前方にある場合に探査するもので、障害物の有無、障害物までの距離を表示します。 電磁波が地中にある障害物である巨礫や杭などに反射して受信されることによって、障害物があるかどうかを検出します。 表示方式としては、画面に警告を表示するとともにアラーム音を出します。 トラブルやリスクを回避するためにも効果があります。
●地中探査装置(センシオンβ)
地中探査装置(センシオンβ)は、レーダーを使用して、非接触・非破壊で構造物の内部や地中を探査します。 電磁波を使って探査する対象物の深さと位置を把握し、モニターに探査断面を表示します。 コンクリートの内部にある鉄筋、道路の下に埋設している配管・空洞など、全ての材質の物体を探査することができます。 1人で探査ができるように、アンテナ部・表示部・処理部が一体になっています。 1.5mの標準アンテナ以外に、0.8mの小型アンテナ、2.5mの中型アンテナのオプション品を使うことによって、探査する対象物の大きさと深度が把握できます。
●鉄筋探査装置(センシオンプロ)
鉄筋は、橋梁や建物など、ほとんど全ての所に使われていますが、外部表面からはどのように鉄筋が使われているか実際には確認できません。 しかし、鉄筋探査装置(センシオンプロ)を使用すると、構造物の強さを調べたり、事故を防いだり、あるいは原因を究明したりするために、図面通りに鉄筋の位置が施工されているか調べることができます。
●液体探査装置(センシオンΩ)
液体探査装置(センシオンΩ)は、国際的に現在課題になっている一つのテロ攻撃である、火災テロという危険物をペットボトルに入れたものから防ぐために、ペットボトルの内容液を確認するものです。 この装置は、瞬時にペットボトルの中身が飲料水か危険物かが判定できます。 人が集まる全ての公共施設・空港・地下鉄・スタジアム等にこの液体探査装置を設置すると、抑止装置の強力なものになります。